4miniエイプのDIYカスタムと5匹の愛猫ブログ 『いらん物を作るライダー』猫まみれの日々。
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先日組んだ友人のエイプはエンジン慣らしをしながら、セッティング微調整や増し締め点検、エンジンをバラす前にあったオイル滲み点検が終わり、足周りの準備中。
エイプフォークのインナー&ステム、N1アウター、Nミニピストン、N1キャリパー、Nチビマスター&ホイール、社外フォークスプリングといったブレーキディスク化メニューに決めた様子。
N1フォークを貰ったようで分解作業中と電話で聞き、お邪魔してオークションで買い付けておいて貰ったエイプ50系クランクケースを開封しにガレージへ遊びに行く。

こんな感じに届いた。
うは♪
期待してなかったけど、えらい汚さ(笑)
~中略~
綺麗に磨いてシリンダーセット同様、クランクケースも自宅へ。

ドスンと部屋の真ん中へ。
逃げて様子見のティラたんと不思議そうなコッコたん。
びっくりしちゃったね、ごめんねティラたん。

シリンダーの入る丸穴を覗きに来たきなこママ。
それより、ご飯くれくれと催促のキャラメルさん。
さすがに毎日、黒缶(お気に入りの缶詰)をあげる訳にはイカンのだよ。
給餌器で食べられるカリカリも食べてくれキャラメル。
お水もちゃんとあるんだから。

古いガスケットをスクレーパーで剥がしてみると前の持ち主が付けたであろう傷がたくさん出てきた。
細かい溝傷を見るにガタガタのカッター刃で剥がしたのだろう。
面は荒れていて状態は酷いが削らない程度にオイルストーンを当てれば新しいガスケットが効くくらいには修正できそうだ。

クランクケースの何カ所かにケースを割る時にかけたマイナスドライバーの跡が…
プロならば、ボルト間のこんなトコに工具を突っ込んでこじるなど、有り得ない。
相当、力をかけたようで0.7mmほど部分的に開いてしまっていた。
なんとかガスケットが効く範囲ギリギリだがエンジンの真下なので、オイル滲みが出るかもしれない。
開きが出ている左ケースは部品取り側を使ったほうが安心か。
オイルを完全に止めなければいけないクラッチ側の右ケースカバー面も純正ガスケットを剥がし残った緑色の上に社外品ガスケットが乗っていた。
このあたりから、低い技術力と少ない道具類、いい加減な性格が見てとれる。
昔に比べるとオークションに流れてる品もその商品説明も悪質な物が増えているようだ。
お金になりさえすれば何でもいいのだろう。

なんとか出来る修正方法や予備部品もあるので、ついでに加工もしておく。
115ccでオイルクーラー搭載予定エンジンなので、オイルラインの穴も武川の強化オイルポンプ指定の2.5mmにドリルで拡大。

ケースの点検が終わったところで、シリンダー合わせをざっと目測で何が必要か見ておく事にした。
スリーブ外径を合わせて比較するとエイプ100純正とシフトアップ製では2mm程社外品のほうが大きいようだ。
どのみち、エイプ50径ケースのスリーブ穴には入らないから掘って貰わないといけない。
オイルライン取り出し口が最初から付いているのは良い。
オイルライン溝には取り出し経路に繋がる穴があった。
オイルクーラー用としても使えるがオイル温度センサーを付けてもいい。

バンジョー取り付けの横に小さな穴がある。
推オイルラインに貫通していないところにはシリンダー温度センサーが入る。
赤矢印からセンサーが入り、青矢印側から抜け止めのイモネジが入る。
社外品シリンダーにしかない構造だから、シフトアップ製オプション部品を調べておくか…
エイプフォークのインナー&ステム、N1アウター、Nミニピストン、N1キャリパー、Nチビマスター&ホイール、社外フォークスプリングといったブレーキディスク化メニューに決めた様子。
N1フォークを貰ったようで分解作業中と電話で聞き、お邪魔してオークションで買い付けておいて貰ったエイプ50系クランクケースを開封しにガレージへ遊びに行く。

こんな感じに届いた。
うは♪
期待してなかったけど、えらい汚さ(笑)
~中略~
綺麗に磨いてシリンダーセット同様、クランクケースも自宅へ。

ドスンと部屋の真ん中へ。
逃げて様子見のティラたんと不思議そうなコッコたん。
びっくりしちゃったね、ごめんねティラたん。

シリンダーの入る丸穴を覗きに来たきなこママ。
それより、ご飯くれくれと催促のキャラメルさん。
さすがに毎日、黒缶(お気に入りの缶詰)をあげる訳にはイカンのだよ。
給餌器で食べられるカリカリも食べてくれキャラメル。
お水もちゃんとあるんだから。

古いガスケットをスクレーパーで剥がしてみると前の持ち主が付けたであろう傷がたくさん出てきた。
細かい溝傷を見るにガタガタのカッター刃で剥がしたのだろう。
面は荒れていて状態は酷いが削らない程度にオイルストーンを当てれば新しいガスケットが効くくらいには修正できそうだ。

クランクケースの何カ所かにケースを割る時にかけたマイナスドライバーの跡が…
プロならば、ボルト間のこんなトコに工具を突っ込んでこじるなど、有り得ない。
相当、力をかけたようで0.7mmほど部分的に開いてしまっていた。
なんとかガスケットが効く範囲ギリギリだがエンジンの真下なので、オイル滲みが出るかもしれない。
開きが出ている左ケースは部品取り側を使ったほうが安心か。
オイルを完全に止めなければいけないクラッチ側の右ケースカバー面も純正ガスケットを剥がし残った緑色の上に社外品ガスケットが乗っていた。
このあたりから、低い技術力と少ない道具類、いい加減な性格が見てとれる。
昔に比べるとオークションに流れてる品もその商品説明も悪質な物が増えているようだ。
お金になりさえすれば何でもいいのだろう。

なんとか出来る修正方法や予備部品もあるので、ついでに加工もしておく。
115ccでオイルクーラー搭載予定エンジンなので、オイルラインの穴も武川の強化オイルポンプ指定の2.5mmにドリルで拡大。

ケースの点検が終わったところで、シリンダー合わせをざっと目測で何が必要か見ておく事にした。
スリーブ外径を合わせて比較するとエイプ100純正とシフトアップ製では2mm程社外品のほうが大きいようだ。
どのみち、エイプ50径ケースのスリーブ穴には入らないから掘って貰わないといけない。
オイルライン取り出し口が最初から付いているのは良い。
オイルライン溝には取り出し経路に繋がる穴があった。
オイルクーラー用としても使えるがオイル温度センサーを付けてもいい。

バンジョー取り付けの横に小さな穴がある。
推オイルラインに貫通していないところにはシリンダー温度センサーが入る。
赤矢印からセンサーが入り、青矢印側から抜け止めのイモネジが入る。
社外品シリンダーにしかない構造だから、シフトアップ製オプション部品を調べておくか…
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友人の知り合いから、かなり安価に程度の良いエイプ100系の部品を分けて頂いた。
やはり持つべきは良き友人よね~!!
クランクケースを買った矢先に友人エンジンのケース交換があったので、ミッション周りは揃っている。
勿論タダではなく、オークションで落とした半分の値段を受け持つような形で譲って貰った。
友人のエンジンに使うのは右ケースのみだったが、他の部品も元々のエンジンより程度が良ければ使うところは外した残りを貰うと踏み込んだ条件だが、工具を失っている今は友人のガレージにしかない工具のお世話になる場面もありそうなので、エンジン組みを教えて先の条件下でお下がり部品を譲って貰えば揃うのもわりと早いから、利害一致というか持ちつ持たれつみたいな感じ。
邪魔になるのは悪いので一度持ち帰る事にした。
猫達にご飯を食べさせて落ち着かせたあと、部品点検。

○エイプ100純正シリンダー&ピストンセット。
○エイプ100用シフトアップ製115ccシリンダー&ピストンセット。
○エイプ100用純正クランク。
○純正13mmピストンピン。
○エイプ100用純正キャブレター&ワイヤーセット。
○エイプ100用純正カムシャフト。
○ヘッドカバーのパッキン。
と、超お得セット。
まあ、早めに加工に出したいヘッドがまだ一個も無いんですけどね(笑)
軸になるクランクが手に入ったのは大変嬉しい。
部品単体の重量もズシリとあるから、手応えがあって一段と準備が進んだ気になります。
一通り見たし、元の箱にしま…ってオイ!!
しまった!
さっきから入れ物好きなココアがそばに居たんだった。
あのぉ…油っぽいから出て貰っていいですかココアさん?

おっとカムシャフトをビニール袋に入れ忘れたよ。
よし、箱にシリンダーからしまっ……ってっておいぃぃ!?

今度はキャラメルかい!
虎猫は箱を見ると入らずにはいられなくなるんかい?(笑)
はいはい出た出た。
きなこも入ろうとしなくていいから。
さ、今のうちにしまって…
ガタガタン!
シュタ!!
いや、『シュタ!!』じゃないよ(笑)
ティラ兄ちゃん遅っ!!
今頃来ても遅いわ。
もう箱閉じちゃったもんね~!!
『アァーンン…』
どんくさいトコが可愛いよね~ティラたん。
やはり持つべきは良き友人よね~!!
クランクケースを買った矢先に友人エンジンのケース交換があったので、ミッション周りは揃っている。
勿論タダではなく、オークションで落とした半分の値段を受け持つような形で譲って貰った。
友人のエンジンに使うのは右ケースのみだったが、他の部品も元々のエンジンより程度が良ければ使うところは外した残りを貰うと踏み込んだ条件だが、工具を失っている今は友人のガレージにしかない工具のお世話になる場面もありそうなので、エンジン組みを教えて先の条件下でお下がり部品を譲って貰えば揃うのもわりと早いから、利害一致というか持ちつ持たれつみたいな感じ。
邪魔になるのは悪いので一度持ち帰る事にした。
猫達にご飯を食べさせて落ち着かせたあと、部品点検。

○エイプ100純正シリンダー&ピストンセット。
○エイプ100用シフトアップ製115ccシリンダー&ピストンセット。
○エイプ100用純正クランク。
○純正13mmピストンピン。
○エイプ100用純正キャブレター&ワイヤーセット。
○エイプ100用純正カムシャフト。
○ヘッドカバーのパッキン。
と、超お得セット。
まあ、早めに加工に出したいヘッドがまだ一個も無いんですけどね(笑)
軸になるクランクが手に入ったのは大変嬉しい。
部品単体の重量もズシリとあるから、手応えがあって一段と準備が進んだ気になります。
一通り見たし、元の箱にしま…ってオイ!!
しまった!
さっきから入れ物好きなココアがそばに居たんだった。
あのぉ…油っぽいから出て貰っていいですかココアさん?

おっとカムシャフトをビニール袋に入れ忘れたよ。
よし、箱にシリンダーからしまっ……ってっておいぃぃ!?

今度はキャラメルかい!
虎猫は箱を見ると入らずにはいられなくなるんかい?(笑)
はいはい出た出た。
きなこも入ろうとしなくていいから。
さ、今のうちにしまって…
ガタガタン!
シュタ!!
いや、『シュタ!!』じゃないよ(笑)
ティラ兄ちゃん遅っ!!
今頃来ても遅いわ。
もう箱閉じちゃったもんね~!!
『アァーンン…』
どんくさいトコが可愛いよね~ティラたん。
様々な予想不可能なトラブルを抱えたエンジンでしたが、全ての部品が揃ったと連絡を貰ったのが土曜日。
何週にも渡って部品を集めては組んだ最終日となる予定の日曜日がやってきました。

オークションで友人が落としてきた腰上部品。
純正50用ヘッド、謎のロッカーアーム、謎のインマニ、新古品(といってもほぼ新品)クリッピングポイント製80ccシリンダー&ピストン&ハイカムのセット。
謎の~以外の部品は全て使う。
他に、キタコ製軽量ロッカーアーム、キタコ製強化カムチェーン、キタコ製強化バルブスプリング等々。

バルブ外して各ポート清掃。
ガイド、バルブシール点検。
バルブ摺り合わせでスリスリポン。
強化バルブスプリングにチタンリテーナー入れてコッターはめます。
コツンと軽く叩いて座りを落ち着かせたらプラグを付けてヘッドを逆さまにしたら、燃焼室にガソリンを並々と入れてバルブの密閉テスト。
特に問題はないようなのでここまではOK。

ヘッドが組み上がったのでハイカムを乗せて記念撮影。

ベースガスケットを入れてシリンダーにカムチェーンテンショナーを装着。
コンロッドにピストンを乗せてサークリップを入れたら、ピストンリング位置を合わせてシリンダー挿入。
ヘッドを乗せる準備完了です!!

次はヘッドを乗せちゃいます。
ベースとシリンダーヘッド間には新品のノックピンを入れました。
フライホイール位置をタイミングTに合わせてからカムシャフトを山下に向けてジャーナルに乗せたら、ロッカーアームが装着されたブリッジを入れて規定トルクで締めます。
ロッカーアームのタペットアジャスターはまだ付けていないので、カムシャフトの回りを手回しで確認、いい感じです。
カムスプロケットのポンチマーク位置を確かめながらカムチェーンをかけたらカムシャフトにボルト止め。
フリーにしておいたカムチェーンテンショナーのロックボルトを決めてテンショナーの張りをチェーンラインを見ながら固定。
最後にタペットアジャスターを付けて規定クリアランス0.05mmをシックネスゲージで図って完了です!!

磨いておいたヘッドカバーを装着してエンジン完成!!

エンジンを車体に戻す前にインマニをヘッドに仮付けしたら、アララ!?
ポート形状が合ってない事が判明。
急遽、電動リューターでインマニを削る。
それに合わせて前後ガスケットも汎用ガスケットから切り出して作成。
適度にペーパーの摺りあとを残した状態で完成。結構、時間をかけました。

ニコイチにしたクランクケースの汚れ具合が違いツートンカラーになってしまったので、磨いたり色々やってようやく完成!!
エンジンを車体に返してマウントを通す。
腰上の組み込みは問題ないので車体に載せてからキックペダルで、少しずつ手押しの送りクランキング。
ん!いい圧縮。
エンジン内部が数回と回ったところで問題なし。
電装系統、燃料系統、排気系統、ドライブチェーン、キャブ、プラグ、オイル量などをチェックしてサイドカバー、シートを装着!!
ふぃ~、やっと組み上がった。
残るは火を入れるのみ。キックペダルに足を乗せ静かに数回クランキング。
キーをオンにして圧縮上死点出し。一度キックペダルから足を離して踏み直します。
いよいよです。
問題がなければ、次にキックペダルを踏み抜いた時にはエンジンがかかるはずです。
ハンドルをしっかり持って踏み抜くだけですが、何度エンジンを組んでもドキドキします。
キックペダルを踏むと同時に念じます。
『目覚めろっ!!』
ガシュコッ!! ドルッ!!
『もう一丁!!どうだ!』
ガシュコッ!!
ドルッドルルルン!!
ド・ド・ド・ド・ド…
綺麗なアイドリグ運転が続いています!
エンジン組み上げ成功です。
やった~、この瞬間は何度味わっても最高ですね。
おっと、でもまだ終わってないのです。
最後の大事な確認。
エンジンオイルがちゃんとヘッドに上がって来てるか調べないと走り出した途端に焼き付きなんて天国から地獄になってしまいます。
心臓手術後に血圧を調べるようなもの。
ボルトを緩めるとオイルが溢れてくるチェックを急いで見てみます。
暫くは組み付け時に塗ったり入れたりしたオイルが潤滑してくれていますが、オイルが上がって来ないままだと高価な部品は駄目になってしまうので緊張が走ります。
あれ?オイル上がって来ないね!?
え?(不安顔の友人)
一度エンジンを止める。
外すボルト。
真っ暗な穴ひとつ。
何も出てこない。
再度エンジンスタート。
滲むくらいは来てるようたが明らかに少ない。
さらにボルトを緩めた瞬間だった。
ゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップ…ボタタタタッ!!
慌てて垂れたオイルを拭く。
あーびっくりした…
そんなドジはまあご愛嬌ってコトで(笑)
何週にも渡って部品を集めては組んだ最終日となる予定の日曜日がやってきました。

オークションで友人が落としてきた腰上部品。
純正50用ヘッド、謎のロッカーアーム、謎のインマニ、新古品(といってもほぼ新品)クリッピングポイント製80ccシリンダー&ピストン&ハイカムのセット。
謎の~以外の部品は全て使う。
他に、キタコ製軽量ロッカーアーム、キタコ製強化カムチェーン、キタコ製強化バルブスプリング等々。

バルブ外して各ポート清掃。
ガイド、バルブシール点検。
バルブ摺り合わせでスリスリポン。
強化バルブスプリングにチタンリテーナー入れてコッターはめます。
コツンと軽く叩いて座りを落ち着かせたらプラグを付けてヘッドを逆さまにしたら、燃焼室にガソリンを並々と入れてバルブの密閉テスト。
特に問題はないようなのでここまではOK。

ヘッドが組み上がったのでハイカムを乗せて記念撮影。

ベースガスケットを入れてシリンダーにカムチェーンテンショナーを装着。
コンロッドにピストンを乗せてサークリップを入れたら、ピストンリング位置を合わせてシリンダー挿入。
ヘッドを乗せる準備完了です!!

次はヘッドを乗せちゃいます。
ベースとシリンダーヘッド間には新品のノックピンを入れました。
フライホイール位置をタイミングTに合わせてからカムシャフトを山下に向けてジャーナルに乗せたら、ロッカーアームが装着されたブリッジを入れて規定トルクで締めます。
ロッカーアームのタペットアジャスターはまだ付けていないので、カムシャフトの回りを手回しで確認、いい感じです。
カムスプロケットのポンチマーク位置を確かめながらカムチェーンをかけたらカムシャフトにボルト止め。
フリーにしておいたカムチェーンテンショナーのロックボルトを決めてテンショナーの張りをチェーンラインを見ながら固定。
最後にタペットアジャスターを付けて規定クリアランス0.05mmをシックネスゲージで図って完了です!!

磨いておいたヘッドカバーを装着してエンジン完成!!

エンジンを車体に戻す前にインマニをヘッドに仮付けしたら、アララ!?
ポート形状が合ってない事が判明。
急遽、電動リューターでインマニを削る。
それに合わせて前後ガスケットも汎用ガスケットから切り出して作成。
適度にペーパーの摺りあとを残した状態で完成。結構、時間をかけました。

ニコイチにしたクランクケースの汚れ具合が違いツートンカラーになってしまったので、磨いたり色々やってようやく完成!!
エンジンを車体に返してマウントを通す。
腰上の組み込みは問題ないので車体に載せてからキックペダルで、少しずつ手押しの送りクランキング。
ん!いい圧縮。
エンジン内部が数回と回ったところで問題なし。
電装系統、燃料系統、排気系統、ドライブチェーン、キャブ、プラグ、オイル量などをチェックしてサイドカバー、シートを装着!!
ふぃ~、やっと組み上がった。
残るは火を入れるのみ。キックペダルに足を乗せ静かに数回クランキング。
キーをオンにして圧縮上死点出し。一度キックペダルから足を離して踏み直します。
いよいよです。
問題がなければ、次にキックペダルを踏み抜いた時にはエンジンがかかるはずです。
ハンドルをしっかり持って踏み抜くだけですが、何度エンジンを組んでもドキドキします。
キックペダルを踏むと同時に念じます。
『目覚めろっ!!』
ガシュコッ!! ドルッ!!
『もう一丁!!どうだ!』
ガシュコッ!!
ドルッドルルルン!!
ド・ド・ド・ド・ド…
綺麗なアイドリグ運転が続いています!
エンジン組み上げ成功です。
やった~、この瞬間は何度味わっても最高ですね。
おっと、でもまだ終わってないのです。
最後の大事な確認。
エンジンオイルがちゃんとヘッドに上がって来てるか調べないと走り出した途端に焼き付きなんて天国から地獄になってしまいます。
心臓手術後に血圧を調べるようなもの。
ボルトを緩めるとオイルが溢れてくるチェックを急いで見てみます。
暫くは組み付け時に塗ったり入れたりしたオイルが潤滑してくれていますが、オイルが上がって来ないままだと高価な部品は駄目になってしまうので緊張が走ります。
あれ?オイル上がって来ないね!?
え?(不安顔の友人)
一度エンジンを止める。
外すボルト。
真っ暗な穴ひとつ。
何も出てこない。
再度エンジンスタート。
滲むくらいは来てるようたが明らかに少ない。
さらにボルトを緩めた瞬間だった。
ゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップゴップ…ボタタタタッ!!
慌てて垂れたオイルを拭く。
あーびっくりした…
そんなドジはまあご愛嬌ってコトで(笑)
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