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4miniエイプのDIYカスタムと5匹の愛猫ブログ        『いらん物を作るライダー』猫まみれの日々。
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ヘッドカバーの改造は予定した工程のあいだに溶接を考えていたので、溶接に詳しい方に会いに行きました。
溶接技術とその仕上がりにおいて相当な拘りに魅せられた方の元へ。


正直なところ最初から恥をかくつもりで行ったから、少し勇気がいった。
考えている工程を理解して貰い、足りない部分に補足を入れて貰った。
一番の問題はヘッドカバーが鋳物である点。


その点は想像とおり、突っ込まれてしまった(笑)

一応は、含まれる炭素量と弊害やスの問題、溶接温度や膨張率の違い、クラックなど表層的に理論上の事は勉強しているが、それでも出来るには出来ると言うものの難しさの中に私の知らない深さ(理論じゃなく)があるようだ。

小さなさじ加減が完成した姿を左右する事を知り、手間やコストを理論的に考える二人だから結論はすぐに出た。
彼からプロの視点でアドバイスを貰ったからだ。
普段から仕事にしている彼の頭の中には、私がしばらく使う事もなく存在を忘れかけていたメタルパテがあった。
アドバイスされた瞬間に理解した(笑)
そして、『これなら作れるでしょ?』と彼は笑った。
私の出来るなら全て自分で作りたい本質を見抜かれていた。

『調べられるだろうし、やってみる事が大事』
あれをやりたい、こうしたいと言う人は多い。
でも、実際にやる人は少ない、彼はそれを知っている。
そして、また私もそう見られていると思った。

耐震強度テスト中のオイルクーラーシュラウドや現在未装着のステム画像を見て貰った。
作製の動機や形状の好みなどもあって多くは語らないビジネススタンスを崩さなかったが、物作りにかける精度や情熱については感じてもらえる部分があったようだ。
別れ際、彼がもうひとつだけ付け加えるように二度繰り返して言った。

『出来上がったらそれを見せに来て下さい』
これにも感じる部分があった。
触っていないから報酬は貰えないし貰わない。
しかし、プロに相談しアドバイスを貰った以上はその対価を私が払わなければいけない。
彼が欲したのは、何を使い、どう作り、何が出来たのかという目に見えないノウハウだ。
完成品を見れば、何が出来るか、さらには応用流用までを想像するに違いない。
それは整備や物作りにおける力の源泉になる。
その未知に対して得たノウハウを共有する事が彼の求めた対価だと言える。
完成した暁には必ず見て貰いに来ますと約束して店を出た。
彼と本当の意味で仲良くなれるのは報告の約束を果たした時になるだろう。
きっと彼は報告を楽しみにしてくれているはずだ。


帰宅して メタルパテを知っているならネットですぐに分かるよという事だから、さっそく調査。

ああ、これか。
DEVCON (デブコン)、どうやらDEVCON Fあたりが耐熱性能でヘッドカバーには向いてそうだと分かったが、小売りサイズが500gというのはちょっと困る(笑)

他メーカーならメタルパテも買った事があるから値段は想像がつく。
第一、こんな業務用サイズは使いきれないし、買えないよ(T-T)

ページにもっと小売りが無いか見たが見つからない。
値段もちょっと分からなかった。


他メーカーで用途にあったメタルパテを探してみるとこんなのあった。
『ブレニー技研 ジーナスGM-8300 高性能 耐熱・耐油エポキシアルミパテ』

88gで5000円以下。
他には44g、250g、800gもある。
250gでも諭吉1人くらいというのは手が出しやすい。
耐熱性能もDEVCON Fより100度以上高く200度を超える。
冷えて熱せられるヒートサイクルにも強いとある。
無論かなりのオーバースペックだが、ネットページの説明も明解で親切さを感じる。

混ぜる分量の精度を求めるのはどのメーカーでも変わりがないが、正確な少計量用プレートを売っているのも個人購入では高いポイント。

このプレートを使用しての主剤量が一回11gという事で、8回分と分かりやすいのも良い。

さっそく明日、電話だなココ。


昨日は別の用事で池袋の東急ハンズに寄ったついでに建材ネジコーナーへ。



ヘッドカバーボルトに採用予定。
しかし、実は純正カバーボルトの頭下を計らずに買ってきた(笑)
これが売り場にあった最長サイズ、長さが足りる事を願うばかり。
材質は鉄、建築内装用なので黒茶色のメッキの性能やら、耐熱やら未知数だがとりあえず形にこだわってのチョイス。
形だけで見ればホンダっぽい(笑)
本来は内装什器(家具とか)に使うボルトだから、なるべく飛び出ない意匠であったのが目に止まった。
これくらい平らだと目立たない上に、周りに配置した飾りボルトがコントラスト差で目を奪い、視覚的な錯覚を演出できると思う。


買わずに見てきたのが、同じく東急ハンズにあった8mmアルミ板(5052材)の200×300mm、3800円。
サイズはかなり余裕。
もっと細い棒に近い8mm厚何本かを張り付けてもいけるかも知れないが、パテで接合した部分にボルト穴やネジ山加工は避けたいので枠状にくり貫く予定。

パテもアルミ材も余るから何かに使えます。
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