4miniエイプのDIYカスタムと5匹の愛猫ブログ 『いらん物を作るライダー』猫まみれの日々。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そクランク交換暖かくなってきたし、色々と作りたいなあと思っていたら急遽、エンジントラブルの話が入ってきた。
数カ月前に、フライホイールが緩むと友人ガレージにやってきた方がいた。
その時は応急処置としてクランク軸の清掃、サビ取り、ナットとウッドラフキー交換をして弱ネジロック剤を少量付けて締め直した。
それで再度緩むようならクランクは交換してしまったほうが良いがもう少し様子を見ましょうという事に。
デイトナの軽量フライホイールを組み込んだ時にきちんと装着出来なかった事で緩むようになったらしい。
それがいよいよ駄目になったという話。
クランクとフライホイール、ウッドラフキーの交換なのでエンジン全バラ。
ちょうど二年前あたりか友人が購入した4miniをきっかけに復活したが、全バラ組み上げだけで10回を越えたな(笑)
どうせならという事で、強化オイルポンプとダイハードカムチェーンを投入。
燃焼室、ポートクリーニング。
部品はすべて洗浄して点検。
オイル管理が良かったのかメタルもスラッジも少なく部品のアタリは良好。
ヘッドのバルブシールテストやシリンダーの状態はとても良かった。
以前に自分のCBにも武川製を入れていて個人的にはとても馴染みがあるが、それを抜きにしても今回触らせて貰ったエンジンに見る武川製の耐久性における安定性やアタリの良さは、よくネット上で見る武川製の耐久性の低さや精度のバラつきなどの印象は無かった。
軽量化されたピストンやピストンサイド形状、燃焼室形状とピストントップ形状に対する考え方、バルブスプリングレートや材質、カムジャーナルなどにも蓄積された技術や哲学的なものを感じる造りだった。
キタコやヨシムラはピストンからシリンダーに多く受熱させる方向で、クリアランスなどもそれらに準じた造りになっている。
わかり易く言えば、最新モード的な構造のキットだ。
対して武川などは比較してするとピストンリングなどに違いがあるのが分かる。
乗った感触もそうだが、同社の物は昔から回してパワーを稼ぐ傾向にある。
武川はエキゾーストも販売しているが、高回転域の伸びが良い物が多い。
そういう意味では昔ながらのと言えなくもない。
全てのベンチデータなどがある訳ではないので、個人的な主観ではあるがだいたいそんなところで間違いない。
シール類はへたっていて滲みが出かかっていたので交換。
部品の個体差なのかケースの面が部分的に悪い場所があるので、オイルストーンを当てて補修する。
強化オイルポンプ取説に従ってラインを2.5mmに拡大加工。
ヘッドカバーとヘッド間にオイル滲みがあるようなので点検するとシール設置面にうっすらと粉が吹いている場所があった。
オイルを吸って黒ずんでいるがアルミ錆と対応は変わらない。
スクレーパーでならしたら面が整ったのでそんなに酷いものじゃなかったからオイル滲みは止まるはずだ。
カムシャフトブリッジのオイルライン通路もバリ取りして整流加工。
以前に何処かで組まれた武川製の腰上はどこも総じて若干のオーバートルクで組まれていた。
今回はそのあたりも考慮してトルク管理してピストンリングやガスケットを新品にして組み上げ。
クランクは酷いありさま(笑)
ウッドラフキーはさらに変形していた。
もちろんフライホイール側もやや溝が広がっていた。
プラグは洗浄してみるとまだ新しい物のようなので再利用、火入れはキック1発。
点火系にどんなパーツが使われているかノーチェックだが、純正エンジンよりかかりが良いんじゃないだろか(笑)
燃焼室とピストントップのカーボンを除去しているから若干のキャブ調整が必要かもしれないが、大筋そのままでもそんなに悪くはない。
前回は付いてなかったMJN24との相性は良いみたいだ。
まあ、MJNだとまともに組まれているエンジンなら何でも合っちゃいそうだけど(笑)
カッチリとしたクリアランスで高性能オイルで維持するキタコSEと一見標準的な造りながらも独自理論で対コストでのパフォーマンスが良い武川製、両極を見た気がして面白かったです。
数カ月前に、フライホイールが緩むと友人ガレージにやってきた方がいた。
その時は応急処置としてクランク軸の清掃、サビ取り、ナットとウッドラフキー交換をして弱ネジロック剤を少量付けて締め直した。
それで再度緩むようならクランクは交換してしまったほうが良いがもう少し様子を見ましょうという事に。
デイトナの軽量フライホイールを組み込んだ時にきちんと装着出来なかった事で緩むようになったらしい。
それがいよいよ駄目になったという話。
クランクとフライホイール、ウッドラフキーの交換なのでエンジン全バラ。
ちょうど二年前あたりか友人が購入した4miniをきっかけに復活したが、全バラ組み上げだけで10回を越えたな(笑)
どうせならという事で、強化オイルポンプとダイハードカムチェーンを投入。
燃焼室、ポートクリーニング。
部品はすべて洗浄して点検。
オイル管理が良かったのかメタルもスラッジも少なく部品のアタリは良好。
ヘッドのバルブシールテストやシリンダーの状態はとても良かった。
以前に自分のCBにも武川製を入れていて個人的にはとても馴染みがあるが、それを抜きにしても今回触らせて貰ったエンジンに見る武川製の耐久性における安定性やアタリの良さは、よくネット上で見る武川製の耐久性の低さや精度のバラつきなどの印象は無かった。
軽量化されたピストンやピストンサイド形状、燃焼室形状とピストントップ形状に対する考え方、バルブスプリングレートや材質、カムジャーナルなどにも蓄積された技術や哲学的なものを感じる造りだった。
キタコやヨシムラはピストンからシリンダーに多く受熱させる方向で、クリアランスなどもそれらに準じた造りになっている。
わかり易く言えば、最新モード的な構造のキットだ。
対して武川などは比較してするとピストンリングなどに違いがあるのが分かる。
乗った感触もそうだが、同社の物は昔から回してパワーを稼ぐ傾向にある。
武川はエキゾーストも販売しているが、高回転域の伸びが良い物が多い。
そういう意味では昔ながらのと言えなくもない。
全てのベンチデータなどがある訳ではないので、個人的な主観ではあるがだいたいそんなところで間違いない。
シール類はへたっていて滲みが出かかっていたので交換。
部品の個体差なのかケースの面が部分的に悪い場所があるので、オイルストーンを当てて補修する。
強化オイルポンプ取説に従ってラインを2.5mmに拡大加工。
ヘッドカバーとヘッド間にオイル滲みがあるようなので点検するとシール設置面にうっすらと粉が吹いている場所があった。
オイルを吸って黒ずんでいるがアルミ錆と対応は変わらない。
スクレーパーでならしたら面が整ったのでそんなに酷いものじゃなかったからオイル滲みは止まるはずだ。
カムシャフトブリッジのオイルライン通路もバリ取りして整流加工。
以前に何処かで組まれた武川製の腰上はどこも総じて若干のオーバートルクで組まれていた。
今回はそのあたりも考慮してトルク管理してピストンリングやガスケットを新品にして組み上げ。
クランクは酷いありさま(笑)
ウッドラフキーはさらに変形していた。
もちろんフライホイール側もやや溝が広がっていた。
プラグは洗浄してみるとまだ新しい物のようなので再利用、火入れはキック1発。
点火系にどんなパーツが使われているかノーチェックだが、純正エンジンよりかかりが良いんじゃないだろか(笑)
燃焼室とピストントップのカーボンを除去しているから若干のキャブ調整が必要かもしれないが、大筋そのままでもそんなに悪くはない。
前回は付いてなかったMJN24との相性は良いみたいだ。
まあ、MJNだとまともに組まれているエンジンなら何でも合っちゃいそうだけど(笑)
カッチリとしたクリアランスで高性能オイルで維持するキタコSEと一見標準的な造りながらも独自理論で対コストでのパフォーマンスが良い武川製、両極を見た気がして面白かったです。
PR
この記事にコメントする
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ