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4miniエイプのDIYカスタムと5匹の愛猫ブログ        『いらん物を作るライダー』猫まみれの日々。
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友人女性ユミーさんのところで一緒にテレビを見ていたら、突然『行こう!』と言い出した。


私『え?』

ユミー『あれ。今行こう。』

私『ほんとに今?』


見ていたテレビで、青梅駅周辺で芸能人が地域の紹介をしていた。

懐かしい昭和の品々が展示されているレトロ博物館を訪れ、山女魚を美味しそうにほおばっているシーンを見ていたその直後の事でした。



唐突に言い出すのはいつもの事なので、そんなに驚いたりはしない。


こんな時、友人である彼女が私を誘って連れ回すのには訳がある。
彼女は真逆女なのです。



道を聞けば、ほぼ真逆を指す方向オンチなのです。
やっと最近はスマートフォンも手にしてググってみたりと使いこなそうと努力はしている。

しかし、彼女にはこんな文明の利器も通用しなかった。


なぜなら、ナビを起動して地図を見ても真逆に読み取ってまるっきり反対方向に向かって行ってしまう。



つまり、私は時刻表から、時間帯に合わせた効率の良い乗り換え、トイレ案内、話し相手、周辺検索、見どころ案内、先を歩いて連れて行ってくれる最新鋭ナビと化している。


前から聞いている話なら用意もしておくが、今回はあまりにも突然すぎる思い付きで少し『いやいや今からじゃ2時間くらいしかいられないよー?』と渋った。



そこへ私の嗜好をよく知った彼女がこう切り出した。


『美味しい川魚のヤマメ、食べたくないのー?』


私は肉よりも魚派だ。
脳内の序列は、魚>野菜>肉だからこの釣り文句に逆らえられないのを知っての台詞である。



急かされながらも行くと決めたら曲がらない彼女。
モタモタしていたら、お店が何時に閉まるかも分からないので、ノリノリの笑顔に付いていくしかない。


そして、電車に揺られる事、1時間半。
JR青梅駅に到着した。



どれくらい駅から離れているかも分からない上に、よくは知らない土地、彼女にトイレを促し、その間に地域地図を確認してサーチ。

なんと、駅改札を出て左手に向かい5分の場所でした。
昭和レトロ博物館に入り、昔を懐かしむ。

博物館のご主人が集めた物は私が生まれる以前の物も多く、時代の流れを感じる物ばかり。
あれは見た事があるとか、持っていたよとかアレコレと指をさして会話も弾む。
散歩がてらといった雰囲気で気軽に楽しめた。


100年前の古民家を生かして改装した小さな博物館は30分程で見て終わる。
入り口は別だが、同じ建屋にある隣のお店で食事。


魚好きの私は1年に一度は出かけてでも、この時期に本当に美味しい川魚を食べに行くと決めている。
今年は突然ではあるが、ユミーさんの言い出しに乗ってコレを一番の楽しみにやってきた。

メニューを案内して貰うと
じっくりと数時間もかけて焼いた物。
それを甘辛く煮付けた物。
そして、なんと刺身でも頂けるらしい!!
川魚を刺身で食べられるのは珍しい。




私は焼いたヤマメを注文。




彼女はお刺身だけで生きていると言っても過言ではないくらいの刺身好き。
せっかくなので、お互いの料理に箸を伸ばしながら両方を味わった。


『ウーマーイー!!』
もう美味すぎてどう表現して良いのか分からない。

こんなに臭味が全く微塵も無い川魚は初めて。
手間をかけた焼き方で丸ごと食べられる事をお店のご主人から聞いたのですが、本当に小骨の一本まで感じずに頭から頂きました。

いやー幸せ( ゚д゚)
飲み込むのが勿体無いほど味が濃いです。
噛めば噛んだだけ独特の旨味が広がっていました。


お刺身は川魚とは思えないほど、むっちりと脂が乗っていてこらもまた美味。
ほんとに臭味ゼロ。

高級江戸前でも敵わない。


漫画家の赤塚不二夫さんから伝承され、ご主人がアレンジをしたという水餃子も頂きました。





お腹も膨れて上機嫌になったので地域の散策。
ちょいと駅前の喫煙コーナーでひと休みしていると駅ターミナルで停車していたタクシーのドライバーさんが2人でタバコを吹かしながらこんな会話をしているのが耳に入った。


『おーアイツはいないんかのー?』

『あー、さっきまでいたんだがねぇー』

ふと見ると話す二人の奥にエサ皿。
手には猫のゴハン。
どうやら地域猫にエサをやりにきたらしい。


そんな会話を横目に散策に向かい始めた。

すると少し離れた駐車場に1匹の猫が。

私『もしかしてこのコかな?さっきの会話』

ユミー『そうかなー?』

ニャーンと声をかけてみると『ニャーン』と返事をして寄ってきた(^_^)




匂いを嗅いで貰ってご挨拶(笑)
撫でたりしても嫌がらない。
相当に人馴れしている様子。
調子に乗って抱っこさせて貰っても嫌がらない。

ウチの茶トラのキャラメルに結構似てる。
骨太でズッシリ重いが、太り過ぎていなくて健康的。

愛されてるんだね。
茶トラ好きのユミーさんも可愛くて仕方がない様子。



タクシードライバーさんの話では『マイケル』と呼ばれているらしい。
名前を呼ぶと返事もするし、ちゃんと寄ってくると教えてくれた。

試しにマイケルーと呼んでみると可愛く見上げながら、ニャーンとひと鳴きしてやってきた。
カワイイー!
名残り惜しいが、マイケルに別れを告げて散策の続きへ。
小山がある線路の反対側に出て思いつきで歩いてみる。


登ったり下ったりとかなりきつめの勾配の坂道を行く。
雨で水を吸った土の匂いがする。
緑が濃い。


古い建物や民家があるところで、猫の親子に出逢った。

やっぱり、ニャーンと話しかけてみる。
住んでいる練馬じゃ猫を見かけてもほとんどが野良猫、気配だけで逃げていってしまうが、これまた『ニャーン』と返事が帰ってきた。

ユミー『あー赤ちゃんだよー?』

そこには長毛の黒毛猫の影に小さな茶トラの赤ちゃん猫が。
おそらく、生後10日を僅かに超えたくらいだろうか。
まだ、少したどたどしい歩み。


近づいても警戒心は全く無い。
離れて見ていた黒毛の猫が近寄ってきて撫でられている赤ちゃん猫を見ている。

黒毛猫が二匹いるうちの少し大きいほうがお母さんのようだ。


ヤマメを食べた時に手に付いた魚の匂いが気になるのか、テテテーとすり寄ってくる赤ちゃん猫。
そばにいたお母さん猫もしきりに手を舐めてスリスリしてくる。


猫風邪はひいてしまっているが、赤ちゃん猫のお腹を優しく撫でるとミルクを飲んだばかりなのかパンパン(笑)
とても元気でトテトテと走っている様がなんとも愛らしい。
近くの塀の上にはお父さんらしき茶トラの成猫。


ちょっと遊んでは疲れて寝る。
お母さんの背中にアゴ乗せ~♪
起きたら、お腹に潜ってミルクをせがむ仕草。
大きくなれよーとお母さんに赤ちゃん猫を返してサヨナラした。


▼親子猫の動画



食事をした店の話しでは、かつて青梅は猫の街として猫で町おこしをしていた時期があるらしい。
結局、それはうまくはいかなかったようだが、街のあちこちにその名残りが残っているとの事。

しかし、地域の心に動物を愛する事が浸透した効果はあったのかも知れない。
そんな知らなかった青梅の一面に触れられた素敵な散歩でした。



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撮り貯めた画像を並べてみたら、酷いな…
まともにバイクを撮ってない(笑
バイクというよりも、その造形に目が向いちゃってる。

KTMブース。
直線を基調にしながらシャープで力強いデザインが魅力的。
シンプルに見えるが、つまらないのっぺりとした物にならないあたりが素晴らしい。
ウィンカーレンズで覆うんじゃない、レンズがサンドイッチ型。
ありそうで無かったカタチ。


ドゥカティブース。
レーサーやGPレプリカではないバイクは、ライト周りが顔。
今、日本車が一番遅れていると感じているのがココ。
デザイン力が素晴らしいヨーロッパ車は各メーカーらしさを出しながらもそれぞれに割り当てたテーマを機能美で魅せている。
もう、ただの丸いライトじゃ駄目なのよ。
部分で見ると変な形はしているけれど、全体としてはまとまっている。


ビモータブース。
ご存知の方も多いオメガフレーム。
真ん中のフレームが『Ω』のカタチ。
写真では見飽きた感がありますが、やっぱり実物は凄いね。


なんだコレ(笑)
F1のリアウイングみたいになってる…
エンジン形式も個性的だし、ここまで思い切りがいいと拍手したくなっちゃう、ブラボー!!
この形で市販しないかな~。
街中で見てみたい。

前に回ってみたら、こちら側も個性的。
タイヤのグルーヴがカモメさん、ショーモデルならではの遊び心かな?
他がやらない手法ばかり集めた気がしないでもない(笑



イタリアのブレーキメーカー、ブレンボのブースの展示車両。
飾り気こそ無いもののマットブラックの車体に光沢のある赤いライン、よく見るとマットブラックの部分は全面、極薄のカーボンシート張り。
凄みのある車両に輝くブレーキパーツ、とても効果的に見せていたのが印象的。




街中のショップでも見かけていたカワサキの新型Z。
最近のカワサキ車両は、パーツの細かいところにまでこだわりが見えるから好き。
ゴツい印象をもたれているメーカーだけれど、洗練された中に大胆なパーツ構成を見せてくれる。何をどうする訳じゃないがこのマフラー欲しくなります。
眺めていたい(笑


ブースエリアから離れた広場に飾られていた車両のひとつ。
ひときわ異彩を放っていました。
小さい写真では伝わりきらないと思いますが、隣り合っていた結構いじられている車両が普通に見えて…いやむしろ凄く地味に見えていました(笑)

撮った写真はこれで全部でした(少な
バイクを『作ろう』としている期間はアンテナの張り方が作り手視点なので偏った写真ばかりで申し訳ない;

そういや一台も馬力とか見なかったなあ…(笑)
チケットをくれた友人そまゴンと私、ユミーさんの3人で行って来ました。
東京ビックサイトに着くといくつかのイベントが開催されていたようでスタッフの案内に流れるように会場へ。

エスカレーターを降りると正面にKTMとドゥカティが見えてきました。
製造しているバイクはまるで違う方向性を持っている二社ですが、日本人が発想出来なかった斬新な機能美に溢れる意匠を形にしたという点では似ている部分もあり、興味深いです。

たくさん写真を撮るつもりでしたが携帯のバッテリーの調子が悪く、個人的に撮りたいもの優先(笑


世界に誇る日本のメーカー、ヨシムラのブースへ。
わりと最近売り出したスモールボディの22パイCRキャブレターを発見。
4stミニユーザーなら一度は手にしてみたい堪らない逸品ですよね~!!


ヨシムラが手掛けるとこうなりますか。
もうね、部品単体で美しい。
ここまで美しいと飾って眺めていたいです。

うわぁ…、グレーのボディに新型?デュアルスタック、ブラックとゴールドの組み合わせが格好良すぎ~!!
スクリューには凝った形状の削り出し部品ッ!!
興奮しすぎて鼻血が出そう(笑)
受注生産だそうです。

お次は、イタリアが世界に誇るクラッチメーカーSTM。
ドゥカティレース車両にも供給している物と全く変わらないクオリティで発売された4ミニ用スリッパークラッチ。
まだ、日本のメーカーでさえ発売していないのにねえ~…。

ブースにいたメーカーの方を質問攻めにしてバラバラの部品も触らせて頂いた。
さらに部品を手で組み立てて構造を把握すると同時に、部品供給ライン構造からリペア部品展開とその値段まで聞き出した(笑

セッティング部品になるスプリング(上、中央)は右から左に向かって強くなるとの事。
一番左が右端と同じ大きさですが、左端のスプリングは材質が変わっていて(黒みがかっている)触ってみると一番長いスプリングよりもかなり固い仕様でした。
弱い方(右→左)からカートコース、高速コース、大きな超高速になるロードコースに対応するそう。
通常は右の二つを持っていれば、大抵は大丈夫ですとの話。
ちなみにキットには一つを指定して付属、あとは約5000円位で買い足すのだとか。
全ての部品は、単体で買えるとの事。
と…ここまで聞いておいて価格が12万とか、すぐには買えない事は内緒(笑


展示車両には、これまた高価なNECTOのクラッチカバーの中に収まるスリッパークラッチが。
おいおい、エンジンの右側だけでエイプの純正新車価格に近いんじゃないのコレぇ~;


あまり興味はないはずだが変わった形のバイクも見られるし、気晴らし程度に誘ったユミーさん。
普段、自転車以外は怖がってまたがりもしないが、見てるばかりはつまらないだろう?と、固定されている安定した展示車両なら乗れるはずと勧めてみた(笑

まずは、キッズバイクにチャレンジ!!
さすがにコレは無いか…

女性としても小さい彼女だが、アメリカンバイクに憧れだけはあるみたいなので跨らせてみる。

ステップに足が届いたら無邪気に『乗れたー!!足つけた!』と喜んでいる。良かったね。

私も滅多に跨る機会がないMotoGPマシン ホンダRC212V 2008モデルに並んでいた列で順番待ちをして乗ってみた。
よく雑誌などで良く出来たレースマシンは誰が乗っても乗りやすいと書いてあったりするが、何かそれが分かるような気がした。
コンパクトな車体、カッチリとしながらも滑らかに動く動作部、柔らかくしなやかに動くサスペンション。
勿論、その性能を引き出せるのはプロライダーの技量あっての事だろうが、メカマン視点で見るとその造りや形から伝わってくる物と乗った際の感触にブレが無く、まったり街を流せと言われれば出来そうな気さえした。
やっぱりGPマシンはあらゆる面で凄いですね。

つづく。
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